華やかで上品な上着を羽織り、颯爽と歩くプリンセスたち。
これからの季節、コートやダウンジャケットは必需品です。
今回は、ロイヤルファッションでどのようなブランドのコートやダウンジャケットが愛用されているのかご紹介します!
このページの目次
クラシックなスタイルのキャサリン妃(イギリス)
上品で洗練されたブランドCatherine Walker(キャサリン ウォーカー)
キャサリン妃お気に入りのイギリスブランド、「Catherine Walker(キャサリン ウォーカー)」。
1977年に立ち上げられたこのブランドは、ダイアナ元妃も愛用しており、元妃のためにオートクチュールで洗練された衣装を何点もデザインしています。
今年初めのスウェーデン王室への訪問の際は、シックなグリーンのウール素材のコートに、黒で統一した小物づかいで、コートを引き立てる上品なコーディネートで登場。
セントパトリックスデーにも、ルイ王子をまだご妊娠中だった大きなお腹で、フラッグカラーであるこのグリーンのコートを着回されていて話題となりました。
ちなみにふわふわのファーのお帽子は、他に色違いのものを着用されていたこともあり、フェアトレードブランド「Lacorine」のもの。妹のピッパさんと姉妹でご愛用されています。
こちらは’60s風な、同じく「キャサリン ウォーカー」のコート。
この着こなしがダイアナ元妃にそっくりだと話題になりました。
尊敬するダイアナ元妃が愛用していたブランドをキャサリン妃も愛用していることで、エレガントな英国ロイヤルファッションの継承が感じられます。
スイス発ゴルフ・スキーウェアブランドKJUS(チュース)
ロイヤルファッションでは普段あまりお目にかかることのない、ダウンジャケット。
その中で、キャサリン妃が選ばれたダウンをご紹介します。
お召しになられる度に同じデザインのジャケットが即完売しています。
ノルウェーのオスロにあるホルメンコーレンジャンプ競技場を訪問の際に、KJUS(チュース)の赤×白キルトジャケットを選ばれていました。
スイスで2000年に誕生した「チュース」は、冬季オリンピックで通算5つのメダルを獲得したノルウェーのスキーヤー、ラッセ・チュースが立ちあげたブランドです。
彼のスキーヤーとしての経験・知識が詰まったウェアは、人間工学に基づいたカッティング、ストレッチ素材の使用など、優れた機能、卓越した技術を堪能でき、そのデザインはシンプルでモダンです。
イタリアの高級生地メーカー「ロロ・ピアーナ」の生地を使ったラグジュアリーなダウンジャケットも作製されています。
フランスのスキーウェアブランドPerfect Moment(パーフェクト・モーメント)
ヨーロッパ最高峰モンブランで有名な、フランスのスキーリゾート地「シャモニー」に誕生したスキーウェアブランド「Perfect Moment(パーフェクト・モーメント)」。
20年以上にわたり、スキーウェアを中心とした夏冬のアウトドアに活躍する高性能なライフスタイルの服を提供しています。
中心のアイテムはホッキョクグマのロゴがトレードマークで、断熱性と暖かさ、通気性、耐久性に優れたフィット感、遊び心あふれるユニークな色彩でデザインされています。
昨年のスポーツイベントにご参加の際、キャサリン妃は同ブランドの鮮やかな赤のダウンをチョイス。
スポーティながらもスマートなシルエットがフランスのブランドらしくスタイリッシュです。
華やかな印象のメーガン妃(イギリス)
優れた防寒性、カナダの高級アウターブランドMackage(マッカージュ)
クリーム色のロングコートは、1999年にカナダに設立されたアウターブランド Mackage(マッカージュ)のもの。
昨年12月のノッティンガム訪問の際にお召しになっていたネイビーのコートも、同じブランドのものでした。
マッカージュは、大人気ドラマ「ゴシップガール」や「Fringe」のドラマ内で着用されたことから アメリカで大ヒットしました。
アメリカの高級デパートでも取り扱われており、 高品質の素材・優れた防寒性、女性らしくセクシーで美しいカッティングのデザインでカナダが誇る高級ブランドです。
コンサバスタイルが多い印象のキャサリン妃に対して、メーガン妃はリラックスした雰囲気のファッションをよく選ばれています。
軽くて最高に暖かい上質なアルパカを使用、カナダブランドSENTALER(センタラー)
昨年クリスマスデーにお召しになっていた、こちらの上品なベージュのカシミアコートは、トロント発のカナダブランド「SENTALER(センタラー)」のもの。
メーガン妃がお召しになった後、即完売となりました。
ワイドな襟襟やラップコートといったデザインは、先に紹介したマッカージュのものと似ていて、やはりお好みに共通点があります。
センタラーは、キャサリン妃も愛用しているなど多くの著名人をファンに持つラグジュアリーアウトウェアブランドです。
モードな色合いにクラシックなシルエットのコートは全て手作業で作られており、上品で女性らしさが漂うスタイリッシュなデザインが特徴的。
全てのコートの生地には世界一良質のペルー産アルパカが使用されており、とても軽くて柔らかく、最高に暖かいので機能性も抜群です。
トレンドを取り入れるのがお得意のメーガン妃。
ご懐妊のおめでたいニュースにも恵まれ、今後どのようなマタニティ&ママスタイルを見せてくれるのか楽しみですね。
スタイリッシュなシャルレーヌ妃(モナコ)
プリンセスらしい上品で繊細なスタイルが注目を集めるモナコ王室のシャルレーヌ妃。
ローマ教皇と謁見した際には、全身を白で統一、カトリックのミサで用いる伝統的なヴェールをまとった姿で登場し、美しすぎるモナコ公妃と話題になりました。
白のふんわりとしたコートがとても上品でよくお似合いです。
モノトーンカラーでユニセックスなシンプルなシルエットのものを選ばれることが多く、スタイリッシュでいつもクールな印象のシャルレーヌ妃。
公務の際の愛用ブランドは、「ジョルジオ アルマーニ」と「アクリス」だそう。
上質で繊細な高級衣料は専門クリーニングで水洗い
特殊な水洗いクリーニング『マイクロバブルウォッシュ』
ウールやカシミアといった繊細な素材や装飾の高級衣料は、クレアンの特殊洗浄『マイクロバブルウォッシュ』で生地を傷めずに水洗いします。
『マイクロバブル』というミクロの泡の超微粒子が、繊維の組織のすきまに入り込んで汚れや汗を外に押し出します。
水の圧力ではないので、繊維は傷まず縮みません。
また、合成洗剤は使わず、全て自社配合の特別な天然石っけんを使って洗います。
気になる汚れやシミも、クレアンの“オーダーメイド・クリーニング”で、個別に手作業でシミ抜きします。
ブランドダウンは贅沢な手洗いクリーニングで
ダウン(水鳥の羽毛)には油分が含まれており、ドライクリーニングするとその油分が除去されてしまい保温性が失われるので、ドライクリーニングは厳禁です。
また、蓄積された汗汚れはドライクリーニングでは落とせません。
クレアンのダウン専用水洗いは、まず手洗いで袖口の汚れなどを、洗浄力のある天然石けんでブラッシングして除去します。
汚れを隅々までチェックし、全体的にブラッシングします。
その後、水洗機でダウンの中の汗汚れを落とします。
時間をかけて自然乾燥し、中の絡まったダウンをほぐすタンブリング加工をして最後の仕上げを行います。
自然乾燥と職人の手アイロン仕上げで美しくふわふわに
手アイロンで、出る蒸気の量を微妙に調整しながら表面の繊維をほぐし、シワなどを伸ばして、ダウンウエアの滑らかさ・ツヤを復元します。
ツヤツヤ、ふわふわダウンジャケットの出来上がりです!
上品な上着は着る人の引き立て役
秋、冬のファッションはコートやダウンなどの上着が決め手です。
上着は頻繁にお洗濯はしないため、上質なものを選んで上手にお手入れすれば、キレイな状態で長く愛用できます。
上質な素材、しっかりとした仕立ての衣類は、着ている人を美しく引き立てることを、プリンセス達はよく知っています。
ぜひ参考になさって、ご自分によく似合うお気に入りのものをお選びくださいね。