バブアー(オイルドジャケット)の再オイルド加工(リプルーフ)
前回、1/2回目は、オイルドジャケットの水洗いクリーニングについてご紹介しました。
オイルドジャケットの水洗いクリーニング、再オイルド加工①→https://www.clairen.jp/press/2013/11/164.html
2/2回目の今回は、さらに特別な工程である、再オイルド加工についてご説明します。
バブアーなどのオイルドジャケット・コートは、ファッションにこだわる人なら、
あのしっとりとした手触り感がたまらないというファンもかなりいます。
ただオイルの臭いが気になるという方も多くいます。
バブアーのリプルーフ用のワックスはモーターのオイルの臭いがするといいます。
どうやら機械油を使用しているようです。
最近バブアーはオイルを変えて、比較的臭いの少ないオイルを使用しているようです。
コットン地にオイルが塗られているため汚れが付着しやすいので、
それを洗い流し、取れたオイルにかわり再オイルド加工を施します。
石油から作るオイルではどうしても臭いが鼻につきます。
そこで動物油と植物油を調合、それに自然界の消臭効果のある成分を配合して特別なオイルを作りました。
洗い方は、手洗いと弱い水流による水洗いです。
グルコン酸とクエン酸が配合されて作られた石けんを使用。洗浄力が高いいので、
オイルドクロスの表面についた汚れを取りますが、オイルにはあまり影響を与えません。
こうした洗い方をしても、元々のオイルコーティングに濃い薄いのムラがあるとオイルが取れていることがあります。
再オイルド加工(リプルーフ)
再オイルド加工を施します。いわゆるリプルーフです。
オイルはオイルドコート用に特別に調合された無臭のオイルを使用します。
バブアー(Barbour)オイルドコートは機械油のような臭いが気になるということが指摘されているので、
石油系のワックス、オイルは使いません。また塗り方もべたっと塗るのは禁物です。
ムラが出来るのを防ぐために、少しずつ薄く薄く塗ってはよく乾かすという作業を繰り返し、何層にも重ねていきます。
どうしても乾燥に時間がかかる為、この作業に1〜2ヶ月以上かかることもあります。
最後に、べたつきをなくすために軽くコーティングスプレーをかけます。
仕上げアイロン
オイルドコートの仕上げは、蒸気による手仕上げです。
バブアー(Barbour)のオイルドコート独特の風合いを残すために表面についたシワを伸ばし、
そしてカタチを整えるためにプレス作業をします。
表面はオイルがかけてありますので、アイロンから出す蒸気は微量にします。内側は丹念にアイロン掛けを行い完成です。
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Barbourのオイルドコットンのダウンをクリーニングに出したいのですが…
どこでも断られて、自分で洗ってしまおうかと悩んでいます。
こちらでは受けていただけますか?
また、自分で洗うとしたらコツはありますか?
御手数ですが教えて下さい。