ゴム引きコートは、雨の日の頼れる相棒。
けれど、高温多湿の日本においては着用シーズンは秋・冬が多く、梅雨時期はクローゼットにしまいっぱなしという方も多いのではないでしょうか。
ゴム引きコートは定期的なチェックとメンテナンスが必要
ゴム引きコートは、実は“定期的なメンテナンスが欠かせない”衣類でもあります。
とくに裏側に使われている「防水テープ」は、着用時の摩擦や汗によって剥がれやすくなり、少しでもめくれてしまうと、そこからどんどん剥がれてしまうことも。
シーズンオフのこの時期は、ゴム引きコートのメンテナンスにぴったりのタイミング。
クリーニングと防水テープの点検・補修を済ませておくことで、次の雨の季節も快適に迎えられます。
ゴム引きコートの特徴と、注意すべき経年劣化
ゴム引きコートは、天然繊維や合成繊維の生地にゴムを圧着させて防水性を持たせた特殊な衣類です。独特のマットな質感や、ハリのある風合いはファッション性も高く、長く愛用したいという方も多いのではないでしょうか。
しかしその一方で、経年劣化には注意が必要です。
とくに以下のような症状がある場合は、専門クリーニングと補修が推奨されます。
・襟や袖の汚れが目立ってきた
・裏面のテープが剥がれてきた
・ゴム面がべたつく、またはにおいが気になる
・雨染みや汚れが取れにくくなってきた
こうした状態を放置すると、生地の劣化やテープの粘着力の低下につながり、デザイン性・機能性・防水性能が大きく損なわれることもあります。
クレアンなら、クリーニング＋防水テープ補修まで一貫対応
ゴム引きコートの取り扱いには、素材知識と高い技術が求められます。
そのため、一般のクリーニング店では断られるケースも少なくありません。
クレアンでは、これまで多くのゴム引きコートをお預かりし、状態に合わせた最適なメンテナンスをご提供してきました。
特に防水テープ補修に関しては、以下のような対応実績があります。
コートの丸洗い
コート全体とゴム面のベタつきや汚れをすっきり除去。生地を傷めない専用洗浄で、快適さがよみがえります。
劣化したテープの全面張り替え
剥がれや浮きが見られる防水テープを、新しいものに丁寧に張り替え。防水性がしっかり復活します。
白化現象を目立たなくする深色加工
擦れや経年で白っぽくなった部分も、色を深くするスプレー加工で落ち着いた印象に。お気に入りの風合いを長く保てます。
次のシーズンを快適に迎えるために、今できること
秋冬に大活躍するゴム引きコート。 でも、汚れ・臭い・テープの劣化に気づくのは、着る直前という方も少なくありません。
次のシーズンも気持ちよく着るためには、保管前のケアが欠かせません。
とくに梅雨前のこの時期は、湿度管理も含めてクリーニングに最適。
保管前のひと手間で、ダメージの進行を防ぎ、劣化による買い替えリスクもぐっと減らせます。
