白っぽくくすんだナイロンバッグを修復。クリーニングと染色のビフォーアフター

お気に入りのナイロンバッグ。購入した頃は濃い紺色や黒色だったのに、使っているうちに白っぽくくすんできて、「見た目が気になる…」と感じたことはありませんか?
 
こうした変色は、汚れだけでなく、摩擦による白化や色あせが原因となっていることもあります。
今回は、全体的に白っぽくくすんでしまったポータークラシックのナイロンバッグを、クリーニングと染色で修復した事例をご紹介します。

 

ナイロンバッグが白っぽくくすむ原因は?

ナイロンは軽くて丈夫な素材ですが、長く使用していると汚れや色あせが目立つようになります。
 
白っぽくくすむ原因は、大きく分けて次の3つです。
 
汚れの蓄積:手垢や皮脂、ホコリなどが付着して、本来の色がくすんで見える
色あせ:日光などの影響で染料が退色し、色が薄くなる
摩擦による白化:バッグの角や底、持ち手などが繰り返し擦れて、白っぽくなる
 
汚れによるくすみはクリーニングで改善できますが、色あせによって染料が失われた部分は、洗っても元の色には戻りません。
そのため、汚れと色あせが重なっているバッグには、クリーニングと染色を組み合わせた修復が必要です。

 

ポータークラシックのナイロンバッグを修復

今回ご紹介するのは、ポータークラシック(PORTER CLASSIC)のヘルメットバッグです。
 
ポータークラシックは、吉田カバンが展開するポーター(PORTER)とは異なるブランド。日本製にこだわった衣類やバッグなどを展開しています。
今回のバッグには、独自素材の「スーパー・ナイロン」が使用されています。
ナイロン素材をインディゴ混の染料で染めており、使い込むほどにデニムのような色落ちや経年変化を楽しめます。
 

本来の深い紺色が色あせ、全体的に白っぽくくすんでいました。
さらに、角や生地が膨らんだ部分、持ち手には摩擦による白化も発生しています。

 

クリーニングだけでは戻らない色を染色で修復

インディゴ染めのバッグは色落ちしやすく、安易に水洗いすることはできません。汚れを落とそうとして染料まで抜けてしまっては、さらに色あせが進んでしまいます。
 

そのため、どのような溶剤を使い、どの程度まで汚れを落とすのか、染色による修復をどのように進めるのかを慎重に検討します。
こうした事前検査を経て、バッグ専用のクリーニングで汚れを除去していきます。
 
汚れを落とした後は、染色による色の修復です。
元の紺色に合わせて染料を調合し、少しずつ色を重ねていきます。特に白化が目立つ部分は、染色と乾燥を繰り返しながら、周囲との色の差をなくしていきました。
 
最後に、紺色を固定するための溶剤をスプレーし、色抜けを抑える処置を施して完成です。

 

白っぽくくすんだバッグに深い紺色が復活!


クリーニングと染色を終えたバッグがこちらです。

白っぽくくすんでいたバッグに、深みのある紺色が戻りました。

特に摩擦が集中する角や持ち手も、白っぽさがなくなり深い藍色になりました。

 

ナイロンバッグの色あせ・変色もクレアンにご相談ください

ナイロンバッグは丈夫ですが、素材や染色方法によってクリーニングや補修の難易度が大きく異なります。
クレアンでは、バッグ製造技術者がクリーニングや染色、修理を担当しており、さまざまなブランドのナイロンバッグやキャンバスバッグのメンテナンスに対応しています。
白っぽくくすんだバッグや、色あせが気になるバッグもぜひ一度クレアンにご相談ください。