親日家でもある世界的なデザイナー~マーク・ジェイコブス~

若きデザイナーの誕生


マーク・ジェイコブス 出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/history/2015-02-16

マーク・ジェイコブスは1963年にアメリカのニューヨークで生まれました。幼い頃から家族より刺繍の方法や編み物などを教えてもらい、ファッションへの道を早くから意識していたといいます。ファッションデザイナーを志した少年が、実際に世界に影響を及ぼすデザイナーになる。その素晴らしい才能がたどる過程を紹介していきましょう。

学生時代とペリーエリスでの活躍

マーク・ジェイコブスは1981年、ファッションデザインの名門校である「パーソンズ・スクール・オブ・デザイン」に入学します。マークは、ニューヨークにあるこの美術学校でさまざまなことを学びながら、数々のファッション界での受賞を果たします。
1987年の24歳のときには、CFDA(アメリカファッションデザイナー協議会)のペリー・エ リス賞(新人賞)を最年少で受賞。その後は、CFDAのウィメンズ・デザイナー・オブ・ジ・イヤーを2度、アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー、メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーなどCFDAの賞を7つも受賞して、学生の頃からファッション業界から注目を浴びたのです。
卒業後は、親交のあったデザイナーのペリー・エリスが急死したことを受けて、ブランドとしての「ペリー・エリス」に入社し若くしてチーフデザイナーを務めることになります。
ペリー・エリスでの仕事は、マーク・ジェイコブスの才能を大きく開花させた期間でした。周囲も彼の動向を見守り、将来を約束された順風満帆の数年を過ごします。しかし、安定した期間は長く続きません。徐々にペリー・エリスブランドとマークジェイコブスの歯車が噛み合わなくなっていきます。その決定的な出来事と言われているのが、1993年に発表した「クランジコレクション」です。
クランジファッションは90年代にアメリカで一斉を風靡したロック音楽から生まれたファッションで、ダメージジーンズや古着などを重ね着するスタイルのことです。マークジェイコブスが発表したコレクションは、世相も反映し、ナオミ・キャンベルなど当時のスーパーモデルも出演するなど大好評を得ました。しかし、ノーブルなスポーツウエアを展開するペリー・エリスと「クランジ」は相容れないコンセプトであることは明白でした。マークジェイコブスは独自の路線を展開するために、コレクションを発表した1993年にペリー・エリスを退職しています。

自分のブランド設立と展開

マークジェイコブスは、 パーソンズ・スクール・オブ・デザインに在学中から、将来長年のビジネスパートナーとなるロバート・ダフィーと共に、自らのブランドを展開していました。これは、日本の「オンワード樫山」の援助により設立したものです。
ペリーエリスを退職してからはすぐにライセンス事業とデザイン会社を設立して、「クランジスタイル」を取り込んだ数々のコレクションを発表して、名声を高めていきます。1996年にはセカンドラインである「マークジェイコブス・ルック」を発表。その後もメンズや子供服などさまざまな展開を仕掛けて、世界的なブランドとして認知されていきます。
ただ、彼にとってこの時期に一番大きな出来事だったのは、1997年にプレタポルテへの参入を決めた「ルイ・ヴィトン」との出会いでしょう。

ルイヴィトンでのマーク・ジェイコブス

ルイヴィトンは世界的なバッグメーカーとして知られていましたが、プレタポルテへの参入は初めてであり、大変注目を浴びていました。そこに起用されたのが、新進気鋭のデザイナーであったマークジェイコブスです。
彼がつくりだしたには、ラグジュアリーブランドにふさわしく、高級な素材を多用したシンプルなデザイン。そのコンセプトは地元パリだけではなく、世界中から注目を集めました。さらに、マークジェイコブスの挑戦は、高級でシンプルな路線だけに留まりません。
学生時代のブランド立ち上げで協力関係にあった、オンワード樫山の影響で親日家の一面も持つマークは、日本のアーティストに注目。村上隆や草間彌生とのコラボレーションを展開して、ブランドのさらなる躍進を推進していったのです。彼の活躍により、ルイヴィトンは、アパレルも展開するトータルなラグジュアリーブランドとして、世界的に認知されたのです。
また、ルイヴィトンでの彼の功績は、非常に大きかったため、2001年には「マーク・ジェイコブス」ブランドにルイヴィトンの親会社であるLVMHが資本参加をしています。

イメージを一新して、新生「マークジェイコブス」を展開


出典:https://www.fashion-headline.com/article/15591

ルイヴィトンをアパレルメーカーとして大きく躍進させたマークジェイコブスですが、2013年には、自分のブランドに専念するため、ルイヴィトンを退任しました。

セカンドラインの廃止

マークはブランドへのテコ入れをするために、2015年にはセカンドラインを廃止して、「マーク・ジェイコブス」ブランド1本に絞りました。ブランドのロゴも一新するなど、マークのブランドにかける意気込みが感じられる大きな改革を実施します。
大きな特徴は、価格帯で、ラグジュアリーからカジュアルまで幅広い価格帯を設けてさまざまな年代へのアプローチとしました。また、バッグや小物類、コスメ製品にも大きく力を注ぐ戦略が取られています。

マークジェイコブスのミューズ、ソフィア・コッポラ

アパレルブランドには、ときに「ミューズ」と呼ばれる、ブランドイメージを体現するモデルや女優などが存在します。マークジェイコブスにもミューズは存在していて、それは映画監督で脚本家である「ソフィア・コッポラ」です。
1990年代のはじめから親交のあるマークジェイコブスとソフィア・コッポラは、映像やショーなど、何度も芸術的な共演をおこなっています。

マークジェイコブスのデザインコンセプト

マークジェイコブスのデザインコンセプトは、「自由な遊び心」だと言う人がいます。確かに、既成の事柄にとらわれず、自由に発送することから産まれる彼のデザインは、人生の必需品ではありませんが、楽しくしてくれるアイテムだと言えるでしょう。
素材からこだわった高いデザイン性のアイテムが多く、特に若者の人気が高いブランドです。一方ではルイヴィトンでの活躍でもわかるように、根底にあるシックさや上品な要素は、大人の女性にも受け入れられていて、幅広い年齢層に支持サれているブランドです。

マークジェイコブスのアイテム

マークジェイコブスは、現在レディスラインのみを展開しています。セカンドラインを吸収したことからもわかるように、価格帯は幅広く、ラグジュアリー路線からカジュアル路線まで、さまざまなアイテムを揃えています。

コスメと香水


出典:https://www.ibeautystore.com/products/1053264

コスメに関してもマークジェイコブスでは、スタイリッシュな路線とカジュアルな路線が両立しています。シンプルで使い勝手の良い7色のアイシャドウパレットやプロのスタイリストも愛用するマスカラなど、機能性とデザイン性が考えられた商品展開です。
カジュアル路線ではミントグリーンに赤いチェリーをデザインした「ホリデーコレクション」などを展開。「Kawaii(カワイイ)」を世界に発信したマークジェイコブスらしいラインナップです。
香水もマークジェイコブスが力を入れているアイテムのひとつです。例えば2021年に発表された「パーフェクト」は、「楽観主義や自己受容、独創性を讃えるフレグランス」で、マークジェイコブス自身の信念である「ありのままの自分が完璧」を表現している製品です。

Tシャツ


出典:https://www.buyma.com/item/53022115/

マークジェイコブスの中でも、比較的気軽に購入できるのが、Tシャツやカットソーなどです。色使いやロゴ、デザインなど本当にさまざまな種類があり、選ぶ楽しさにハマってしまうかもしれません。
ワードローブとの組み合わせも相性が良いので、いろいろと試してみるのも楽しいと思います。シックからカジュアルまで、ブランドコンセプトである「遊び心」を存分に味わえるアイテムと言えます。

バッグ


出典:https://www.farfetch.com/jp/shopping/women/marc-jacobs/items.aspx

バッグは、現在のマークジェイコブスにとって主力商品となりつつあります。ビジネスでも日常使いでも、シーンを選ばずに使用できるデザインが人気となっています。
機能性も注目されていて、2ウェイはもちろんのこと、ベルトバッグ、ショルダースリング、クロスボディ、クラッチバッグの4ウェイの製品も展開されています。
そして、何よりもマークジェイコブスのバッグで注目されているのが、素材です。上質なものを使用しているのはもちろんですが、革、ナイロン、コットンなど、それぞれの素材の質感を活かしたデザインが好評です。
ただ、素材の種類が豊富だということは、それぞれの素材に合わせたお手入れが必要になってくるということになります。

ブランド品の高級バッグを長く使うために


マークジェイコブスのようなハイブランドのバッグは、丁寧に製造されているため、長く使用できます。しかし、それは、それぞれのバッグに適したメンテナンスをおこなうことで実現されるものです。

大切なバッグを守るために定期的なメンテナンスがおすすめ

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