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高級着物で暮らしを豪華にする
多くの場合、着物を着る機会は成人式、結婚式、入学卒業式のような特別な日に着る、祝い着ではないでしょうか。 特別な日はもちろんですが、観劇する際やお茶会など日常で着る訪問着も、「着物1枚帯3本」という言葉があるように何通りもの着こなしを楽しむことができます。どんな時に着用するか、また季節によっても着物の楽しみ方は変わってきます。
そこで、今回は京都の高級着物、『千總』の魅力と着物についてご紹介します。最後に着物のクリーニング方法、保管方法もご紹介しますのでぜひお読みください。
高級着物「千總(ちそう)」の魅力
歴史
1555年創業し、京都のまちに深く根付き、信頼と格式の地盤を築きました。明治時代に入ってからは、様々な革新的な試みを通じ友禅の新時代を築きます。日本画家による下絵を取り入れるなどデザインを刷新して生みだした美術染織品によって、宮内省の御用達ブランドになりました。
創業から460余年、永らく京友禅を手がけてきた千總は、儀礼や文化を重んじたフォーマルな着物をはじめとし、時代に合った感性を取り入れ新たな美しさを提案しています。
千總の着物と袋帯
訪問着1
商品名:花に集う | 袷
素材:絹 100%
原産国:日本
着物を縁取るように全体に花々を描き、その中をつがいの鳥が楽しげに飛び交う和やかな風景を描いたもの。やわらかに降り注ぐ陽の光のような光沢のある綸子の生地と、暈しを幾重にも重ね繊細で写実的に表現された美しい花々に遊ぶ鳥たちの愛らしさのコントラストを楽しめます。
袋帯1
商品名:彩栄花菱文
素材:絹 75% 分類外繊維(紙) 9% ポリエステル 9% レーヨン 7%
原産国:日本
永遠性を意味する連続文様の菱つなぎと季節の花々を組み合わせたデザイン。千總の訪問着や付下がより美しく見えるよう配色にこだわった、コーディネートしやすい袋帯となっています。
訪問着2
商品名:秀花献上 | 袷
素材:絹 100%
原産国:日本
優しく包むようなクリーム地に、軽やかに配置した花束文様が繊細さを際立たせたつくりです。古典柄がもつ気品とともに、女性らしいたおやかさを身に纏える訪問着となっています。
袋帯2
商品名:彩霞錦
素材:絹 75% ポリエステル 9% 分類外繊維 8% レーヨン 7% キュプラ 1%
原産国:日本
空を美しいグラデーションで染める霞のイメージでデザインし、赤と白の基調色に様々な色を織り交ぜ、ふっくらした立体感が出る畔織や滑らかで光沢感の出る朱子織を併用しています。ふわっとした幻想的な袋帯が印象的です。
訪問着3
商品名:天平麗華 | 袷
素材:絹 100%
原産国:日本
奈良時代に大陸より渡来した唐花文様を参考としたデザインです。透明感のある白茶の地色の裾に、ブルーの暈し染めが流れ、エレガントな雰囲気を表現し、全体的に淡彩な配色を基調としながら濃色をアクセントになっています。
袋帯3
商品名: 千切蜀江錦
素材:絹 55% ポリエステル 19% 分類外繊維 10% レーヨン 5% キュプラ 2% ナイロン 9%
原産国:日本
八角形と四角形を連続でつなげた古典的な蜀江文様を、千總の紋である「千切紋」を元に新たにデザインしたもの。水色、グリーン、ピンクのグラデーションが入った箔の糸を効果的に用いることで角度によって色の変化が生まれるように作り上げています。
着物のクリーニングはクレアンへ
着物を着た後にそのまましまっていては、カビやシミの原因になります。高級な着物を、街にあるクリーニング店に出しても良いのだろうか、自宅で洗うことができるのだろうか、という疑問もあると思います。そんな時は、高級クリーニング専門のクレアンへお任せください。クレアンの着物のクリーニングは通常の着物クリーニングでは落とせない汚れも落とします。
→高級素材専門のクリーン店クレアン
着物クリーニングの流れ
襟周り、袖口、裾の汚れ、シミのチェックをし、前処理、シミ抜き
本洗いする前の前処理。汚れの多い部分はブラッシング
シミ部分をシミ抜き溶剤で軽くたたき溶かす
強い汚れシミは、溶剤を強く噴射する“染み抜きガン”で落とします。シミはその種類によって様々な溶剤や器具を使い除去します。また変色してしまっているシミは漂白作業で復元します。
3つの着物のクリーニング方法
1 「生き洗い」
エリや袖口の汚れだけをベンジン等で処理して、仕上げします。これは洗うというよりお手入れの分野に入ります。
2 「洗い張り」
きものをほどき反物の状態にして水でゴシゴシ洗い、縮んだ生地を乾燥時にのばし、また仕立て直しをします。手間が掛かりコストもとても高いものになります。
3 「丸洗い」
ドライクリーニングできものをまるごと洗います。比較的低コストです。石油系の溶剤で洗うので油性の汚れは良く落ちますが、汗、食べ汚しなどの水性の汚れは落ちません。
今ではほとんどの着物・和服のクリーニングは3.の丸洗いが主流となっています。丸洗いといっても、着物はシルク素材なので水洗いは出来ません。必然的にドライクリーニングなってしまうので、汗汚れが取れない。汗の成分が残り、せっかくクリーニングしても、将来的に黄ばみや黄変を免れないのです。
クレアンではマイクロバブルで着物の水洗いを実現
地下水脈から取水した天然水から、ミクロ(極小)の泡を作り泡の力できものを洗います。
ミクロの泡は繊維の微細な部分まで入り込み、汚れを掻き出します。水による繊維の膨潤、チヂミ、風合いを損ねることなく、汚れを除去するというのがマイクルバブル洗浄の仕組みです。
クレアンの着物・和服クリーニングは、油性、水性の汚れを判断し、マイクロバブル洗浄とドライクリーニングを組み合わせで、最も良い仕上がりとなるように作業いたします。
着物のアイロン仕上げ
乾燥が終了すると、振り袖、訪問着、留袖、浴衣、羽織、男物などの一般和服が手アイロンで仕上げられます。きものの素材も様々です。銀糸、金糸で織られたものや刺繍されたものなど、業務用アイロンで蒸気の量を微妙に調節しながらプレスしていきます。
真空パック加工
着物・和服の真空パックは、酸素を抜いて無害な窒素ガスを混入します。酸素がない状態ですので保管状態としては完璧です。湿気もありませんのでカビも完全に予防できます。
着物の包装・発送
着物・和服は大小のきもの専用のタトウ紙に包装されます。
タトウ紙で包装された着物・和服は更にプチプチで覆われ。ダンボールに梱包されて、お客さまに届けられます。