ヨウジヤマモトの「黒」を長く着るために。色あせや白っぽさを防ぐメンテナンス

ヨウジヤマモトを象徴する「黒」。
黒い衣類は、生地の質感や重なり、光の当たり方によって見え方が変わります。黒を背景にすることで、ゆったりとしたシルエットやアシンメトリーなカッティングも鮮明に浮かび上がります。
 
一方、黒い服は、着用や保管を重ねるうちに色あせや白っぽさが気になりやすいものです。ヨウジヤマモトの黒を長く楽しむために、日頃のお手入れとクリーニングについて考えてみましょう。

 

ヨウジヤマモトの服を印象づける「黒」

ヨウジヤマモトは、1981年にパリ・コレクションへ進出。当時の華やかで体の線を強調するファッションとは対照的な、黒を基調としたゆったりした服を発表しました。その表現は「黒の衝撃」と呼ばれ、世界のファッションに大きな影響を与えています。
 
ヨウジヤマモトにとっての黒は、単に服を黒く染めるための色ではありません。生地の厚みや落ち方、ドレープ、左右非対称のデザインを際立たせる大切な要素です。
▶日本のデザイナーが世界に発信した「黒の衝撃」~ヨウジヤマモト~
 

黒い服が色あせたり白っぽくなる原因


黒い服の色が薄く見えると、「色が抜けてきた」と感じるかもしれませんが、それだけとは限りません。何が黒の見え方を変えているのかによって、必要な対処も変わります。
 

紫外線や洗濯による色あせ

日光や照明に長く当たると、染料が変化して黒が薄くなることがあります。洗濯の繰り返しによっても少しずつ色が変わります。肩や袖など、光が当たりやすい部分だけ色あせることもあります。
 

摩擦による白っぽさやテカリ

襟や袖口、バッグが触れる肩や腰まわりは、生地がこすれやすい部分です。摩擦によって生地の表面が毛羽立つと、光を反射して白っぽく見えることがあります。反対に、表面が押しつぶされてテカリが出る場合もあります。
 

ホコリや洗剤成分の付着

黒い服は、わずかなホコリも目立ちます。また、家庭で洗った際にすすぎが不十分だと、残った洗剤成分によって全体がうっすら白く見えることがあります。染料そのものが薄くなった色あせとは、分けて考える必要があります。
また、洗濯表示を確認し、家庭洗いができない服や、異素材を組み合わせた服は無理に洗わないことも大切です。

 

白っぽくなった黒い服はクリーニングで直る?

ホコリや洗剤成分、汗や皮脂を含んだ汚れが付着している場合は、クリーニングによって白っぽさが改善する可能性があります。一方、紫外線や摩擦によって染料が失われた色あせは、汚れを落とすだけでは元の黒に戻りません。
自己判断で洗浄や補修をすると、色の変化が目立つこともあります。「以前より白っぽくなった」「部分的に色が薄く見える」と感じたら、そのままの服を専門店へ見せるのがおすすめです。

 

ヨウジヤマモトのクリーニングはクレアンへ


ヨウジヤマモトの服には、ウールやコットン、シルクなどさまざまな素材が使われています。生地をたっぷり使ったシルエット、アシンメトリーな裁断、異素材の組み合わせなど、洗浄後の仕上げにも注意を要します。
クレアンでは、ハイブランドの衣類は職人が一着ずつ手作業でクリーニングしますので、汗や皮脂、ホコリ、洗剤成分などによって黒い生地が白っぽく見えている場合は、ほとんどのケースで汚れを取り除くことが可能です。汚れの種類や付着した場所に合わせて洗浄やシミ抜きを行い、黒本来の色合いを引き出します。
 
洗浄後は、職人が立体アイロンを使って仕上げます。生地をたっぷり使ったドレープやアシンメトリーなシルエットを生かし、一着のデザインに合わせて美しく仕上げるのがクレアンのクリーニングです。
大切な一着の色あせや白っぽさが気になったら、クレアンへご相談ください。