ここではクレアンで実際に行ったレザーバッグ・キャンパスバッグのクリーニング、メンテナンス事例を2件ご紹介します。
レザーバッグのクリーニング事例
こちらはアニアリ(aniary)ブランドのレザートートバッグ。
角に水をこぼしたようなシミが広がっています。
【Before】目立つシミと全体的な汚れ、革の質感が暗く見えています
このレザーバッグはヌメ革のような素材でできています。水を吸いやすいことから、水ジミになってしまったものと思われます。
レザー専用の洗剤でクリーニングしている作業風景です。
専用の溶剤でシミや汚れを浮かせてしっかり乾燥させて、シミの落ち具体をチェックします。この工程に決まったマニュアルはなく蓄積してきたデータと職人の経験・腕で、1点ずつ対応していきます。
油溶性の溶剤を使って残ったシミを慎重に除去しています。
この処理でにシミ跡が残るようであれば、バッグと全く同じ色の染料を調合して、ごく薄くカラーリングしてシミ跡を消す作業を行います。
【After】シミがすっきりと落ち、革本来の艶と高級感がよみがえりました。
こちらがクリーニング前のレザーバッグ(ビフォー)
レザークリーニングを施したバッグ(アフター)
美しく蘇っていると言って良いかと思います。
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プラダ(PRADA)カナパ布バッグクリーニング&修理
こちらがお預かりした時のプラダ(PRADA)カナパ布バッグです。(ビフォー)
本来は鮮やかなライトブルーで、使い勝手の良いキャンパストートだったのですが、長年の使用によって摩擦、すれ、汚れ、白化などが見られ、そろそろしっかりとしたメンテナンスが必要と思われる状態です。
キャンパスバッグはレザーバッグよりも修理難易度が低いのでは?と思われるかもしれませんが、実は逆で、染料がどんどん染み込み、にじみも起こりやすい布バッグは修理がとても難しくなります。
レザーバッグを受け付けている修理店でも布バッグ、キャンパスバックは対象外ということはよくあります。
クレアンでは、こういったハイレベルな補修・お直しも承っています。
こちらがお直し後の状態です。(アフター)
ひと目でわかるくらいブルーが鮮やかになりました。
柄にもくすみがありましたが…
丁寧にマスキングして、極細のブラシで描くことで自然な形で柄が蘇りました。
バッグのイメージに合わせて、ビンテージ感を出した風合いになっています。
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大切なバッグのクリーニング・修理は確かな技術を持つクレアンにお任せください。