伝統の国イギリスで誕生し世界の標準となったスタイル~スーツの世界を知る~③

憧れのオーダーメイドスーツ、実は意外と手軽な方法もあった

多くの方がスーツを持っている現代社会ですが、オーダーメイドでスーツを作ったことがある方は、そう多くないでしょう。技術革新が進歩して、現在では既製品でも品質の高いスーツが多く販売されていますので、オーダーメイドスーツの必要性を感じない方も多いのかもしれません。しかし、オーダーメイドスーツには着心地やステータスなど、着る人にとって多大な価値があります。もちろん、価格面が気になるところですが、実はオーダーメイドでも「どこまでオーダーするか」で仕立て方法や価格が違ってきます。その内容を代表的な3種類のオーダーでご紹介しましょう。

パターンオーダー


参照:https://en-suits.com/size/how-to-measure

パターンオーダーは、あらかじめ決められたパターン(型紙)に沿ってつくられるスーツです。そのような意味では、既製品に近いのですが、採寸をして、その人の体型に合った微調整ができることが特徴です。オーダーメイドが初めての人にとっては、出来上がりがイメージしやすいメリットがあると言われています。また、仕立てについても、基本的には既製品に近く、そのため価格は低く抑えられます。
価格設定は街のスーツ店からブランド店までさまざまなですが、一般的には2万円から5万円程度、高級ブランド品でしたら、10万円程度となるでしょう。

イージーオーダー


参照:https://www.pinterest.jp/

イージーオーダーは、パターンオーダーよりも細かくフィッテングができて、より細かな体型補正が出来ます。また、デザインパターンも選択できることが多いので、かなり「オーダーメイド」という感覚に近いと思います。仕立てについては、既製品に近い製造方法をする店もあれば、ハンドメイドに近い作業をする店もあります。その仕立て内容により、価格は変化します。
価格は、5万円から10万円程度が一般的で、高級店では15万円程度でしょう。

フルオーダー


参照:https://www.pinterest.jp/

フルオーダーは、オーダーメイドスーツの醍醐味と言っても良いでしょう。オーダーごとにパターンを作成するために無数のデザインが可能になりますので、本当に自分の体型にフィットしたスーツを作ることが可能です。
また、仕立てもハンドメイドで特別に丁寧に作られます。ほかのオーダーのように機械仕立てではありませんから、体型の曲線を丁寧に再現することができます。また、生地のクセも補正をしながら縫製できますので、より、立体的な仕上がりが望めるのです。
価格的には、やはり高価になり、一般的には安くとも10万円を切るのは難しいとされています(逆にそれ以下でしたら、品質に疑問が残ります)。高級ブランドのものなら、30万円から100万円近い価格のものもあるでしょう。

大切なスーツのメンテナンスを知る

ここまで、3回に渡り、さまざまなスーツに関する情報をご紹介してきました。最後に、スーツにとって最も重要と言ってもよいであろう「メンテナンス」についてご紹介していきましょう。どんなに高級なスーツでも、間違ったメンテナンスをしていては、すぐに傷んでしまいます。フルオーダーメイドのスーツを仕立てても、良いクリーニング業者を選ばなければ、せっかくの立体的な仕立てが台無しになってしまうこともあるのです。ぜひ、正しいメンテナンスの知識を身に着けてください。

自分でできる日々のケア

スーツにはプロの業者によるクリーニングが必要ですが、自分で適切なケアを心がけていれば、1シーズンに2回から3回程度で済むでしょう。また、スーツを長く着るためにも日々のお手入れは重要です。

スーツ用のハンガーを使用する

スーツを脱いだら、必ずハンガーに掛ける。これはごく、当然のことで多くに人が実践していることだと思います。しかし、ハンガーと言っても千差万別、もしかして、ワイヤーハンガーにパンツとジャケットを一緒に掛けていたりしませんか?もちろん、どのようなハンガーでも掛けないよりは良いのですが、できればスーツ専用のハンガーを購入することをおすすめします。
それは、スーツの型崩れを防ぐためです。普通のスーツでもそうですが、高級なスーツになるほど仕立ては着やすいように立体的になっています。スーツに適したハンガーに掛けておかないと、立体感がなくなり、着たときのシルエットが変わってしまうこともあるのです。ジャケットのハンガーは肩幅に合わせて適正なものを、パンツ用には裾から吊るせるものを選びましょう。

意外と知らない人も多い?スーツのブラッシング


参照:https://www.global-style.jp/howtocare/

スーツを着た後、ハンガーに掛けるまではほとんどの方がおこなっていることです。ただ、その後、何もせずにクローゼットへ収納していませんか?
できれば、たったひと手間、軽くブラッシングをすることで、スーツの状態はグンと良くなります。着ている間に繊維の奥へと入り込んだ汚れを落とすためで、これによりカビの繁殖なども抑えられます。また、生地の繊維が整えられて、光沢を取り戻すという効果も期待できます。
ブラッシングの方法は、上から下へ優しくホコリを払うようにかけてください。衣服用の粘着ブラシなどでお手入れをする方もいますが、それらはあくまでも表面上の汚れを取るアイテムです。繊維の奥に入った汚れは、ブラッシングでしか取ることができません。

シワのお手入れにはアイロンを

日常的にスーツ専用のハンガーに掛けていれば、細かな浅いシワなどは翌日には取れていると思います。しかし、長時間座ることがあったり、ジャケットを長時間ハンガーに掛ける環境になかったりした場合には、取りづらいシワがついてしまうこともあるでしょう。そのようなときには、放置をせずにアイロンを活用しましょう。
ただし、アイロンがけは慣れていないと逆に型崩れの原因になってしまいます。初心者の方は、スーツ以外のもので練習をしてからチャレンジしてください。正しいアイロンがけは、雑菌の繁殖も抑えて匂いの防止にもなります。

クリーニングはスーツへの負担になる?

スーツは常に清潔にしておきたいものです。しかし、「クリーニングはスーツへの負担になる」ということを聞いたことはありませんか?もし、本当なら、なるべくクリーニングには出さないほうがよいのでしょうか?そんな疑問にお答えします。

スーツはドライクリーニングが常識?

スーツをクリーニングに出す時、多くの人が思うのは「ドライクリーニング」というワードでしょう。確かにスーツのクリーニングは現在多くの業者で「ドライクリーニング」が常識なっています。
その最大の理由は、スーツが水洗いに弱いためで、水洗いをすると生地の伸び縮みが発生しやすく、シルエットが変わってしまう可能性があるからです。
その点、ドライクリーニングでは生地の伸び縮みが起こりにくいと言われています。しかし、溶剤を使用することで、特に高級スーツのウールなどで油分が分解されてしまい、ツヤが少しづつ失われる可能性があります。また、ドライクリーニングで落とせるのは「油汚れ」が主です。水溶性の汚れ、例えばコーヒーや醤油など調味料の汚れは完全に取れません。特に着ているとどうしても付着してしまう汗の汚れも取りきることが出来ないのです。
このように、スーツは水洗いが難しいため、ほとんどドライクリーニングになり、溶剤によってスーツの生地に負担がかかることもあります。また、水溶性の汚れを落としきれないというデメリットもあるのです。

マイクロバブルダブルウォッシュのメリット


洗浄前にスーツを専用ネットに入れて、生地に負担を掛けないようにします

では、スーツの傷みを抑えて、水溶性の汚れも効率よく落とす方法はないのでしょうか?実は現在ではその方法が確立されています。それがクレアンでも好評の「マイクロバブルダブルウォッシュ」というクリーニング方法です。

マイクロバブルウォッシュの様子。細かい泡が発生しています

この方法は、今まで水洗いに向かないとされてきた高級ウールやシルクなども洗浄できる画期的な技術です。その秘密は、微小な泡であるマイクロバブル。この泡が繊維を包み込んで、水に直接触れることを減少させてくれます。それと同時にマイクロバブルは繊維の奥に入り込み、汗など水溶性の汚れを除去してくれるのです。
このマイクロバブルの働きによって、従来では水洗いができなかった高級スーツも、型崩れや生地の傷みを防ぎながら洗浄することができるようになりました。
この「マイクロバブルダブルウォッシュ」でスーツを洗浄した方の感想を聞くと「スーツが軽くなって、さっぱりした感じ」という声がよく聞かれます。これはドライクリーニングで取り切れない汚れが蓄積して、袖の通りが良くない、重い感じが解消したことによるものだと推測できます。
毎日着る定番スーツも、大切な高級スーツも、ドライクリーニングでは落ちない溜まった汚れを「マイクロバブルダブルウォッシュ」で落として、サッパリした着心地をぜひ、体験してください。

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