秋冬に大活躍したお気に入りのジャケットやコート。クローゼットにしまったまま、つい存在を忘れていませんか?
実は「しばらく着ない」このタイミングこそが、最も劣化が進みやすい時期です。
特にオイルドジャケットやゴム引きコートのような特殊素材は、高温多湿の夏に放置することでダメージが蓄積し、次のシーズンには着られなくなってしまうことも。
夏は静かに劣化が進む季節
オイルドジャケットは、オイルの皮膜によって風や雨を防ぐ機能がありますが、このオイルが時間の経過とともに酸化し、においやベタつきの原因になります。
また、ゴム引きコートは密閉性が高い反面、汗や湿気がこもりやすく、保管環境によってはカビや白化、ひび割れが起きることも。
これらの症状は、気づかないうちに進行し、いざ秋に取り出したときには取り返しがつかない…というケースも少なくありません。
自己処理はリスクが高い
インターネット上には、オイルドジャケットやゴム引きコートをご自身でお手入れする方法もいくつか紹介されています。
しかし、素材の特性をしっかり理解しないまま行う自己流のケアは、逆に状態を悪化させてしまうこともあります。
実際にクレアンにも、「自分で洗ってみたらオイルがまだらに抜けてしまった」「表面にムラができてしまった」「ゴムの表面が白くなってしまった」といった、自己処理後のご相談が多く寄せられています。
特殊素材だからこそ、専門店による正しいケアを検討していただきたいと考えています。
クレアンのこだわりクリーニング
クレアンでは、素材の特性や経年変化もふまえて、1点ずつ最適なケアをご提案しています。
「洗えない」「断られた」という声の多いアイテムも、私たちの手で可能な限り、元の風合いに近づける仕上げを行っています。
オイルドジャケットのケア|丸洗いで酸化したオイルもスッキリ
オイルドジャケットは、オイルの皮膜によって風や水をはじく構造ですが、着用や経年により皮脂やほこりが混ざり、酸化・変質して独特のにおいやベタつきを引き起こします。
クレアンでは、このオイルドジャケットをまるごと水洗いし、酸化したオイルや汚れをスッキリと落とします。
生地本来の風合いを損なわないよう、洗浄から乾燥まで丁寧に工程を進めています。
洗った後はオイルが抜け、生地の質感が軽く、さらっとした状態になります。
そのままコットンジャケットとして楽しむのも良いですし、オイルの風合いを活かしたい方には「オイル再塗布(リプルーフ)」のご希望も承っています。
用途や好みに応じたご提案ができるのも、オーダーメード対応のクレアンならではの強みです。
ゴム引きコートのケア|断られがちな特殊素材も丸洗い+補修まで
ゴム引きコートはラバー素材による防水性と独特の光沢が魅力ですが、その反面、非常にデリケートで一般のクリーニング店ではほとんど断られてしまう品目です。
クレアンでは、こうしたゴム引きコートも1点ずつ状態を確認し、専用の低刺激洗浄で丁寧に丸洗いしています。
自然乾燥により、ゴムの硬化や表面の劣化を防ぎながら仕上げる工程です。
さらに、必要に応じて防水ゴムの交換や補修も可能。
「白化を抑えたい」「ゴワゴワ感をなくしたい」「シワをできるだけ伸ばしてほしい」といった細かなご希望にもお応えできるオーダーメード対応です。
大切な1着だからこそプロの手で
オイルドジャケットやゴム引きコートは、年を重ねるほどに味わいが出てくるアイテム。
しかしその魅力を長く楽しむためには、定期的なケアと専門的な知識が欠かせません。
洗えないからといってそのまま保管してしまうのではなく、今こそ、来シーズンの準備を始めてみませんか?
まずはご相談からでも、お気軽にお問い合わせください。
▶オイルドジャケット・ゴム引きコートのクリーニングをもっと詳しく
▶ご注文はこちら