キャンバスバッグは軽くて使いやすい反面、白や淡色のものは汚れや変色が目立ちやすくもあります。
今回ご紹介するのは、ロゴ周辺に茶色っぽい変色が見られたプラダのキャンバスバッグです。
素材や構造に配慮しながらクリーニングを行い、ここまで改善できました。
ロゴ周りに茶色っぽい変色が見られたプラダのキャンバスバッグ
まずは、今回お預かりしたバッグの状態をご紹介します。

プラダのキャンバスバッグです。
特に気になるのは、ところどころに見られる茶色っぽい変色です。

バッグに発生するシミは、飲食物の汚れや摩擦によるスレが原因となる場合もありますが、使用されている接着剤が時間の経過とともに変質し、茶色っぽい変色として現れることもあります。

今回のバッグでも、ロゴまわりに茶色っぽい変色が見られました。
キャンバスバッグでこうした変色が出やすい理由
キャンバスバッグの変色は、表面の汚れだけが原因とは限りません。素材そのものの特性に加えて、日本の気候や保管環境、異素材の組み合わせなど、いくつかの要因が重なって起こることがあります。
高温多湿の環境
日本は湿度が高く、梅雨から夏にかけては特に、バッグに残った水分や空気中の湿気の影響を受けやすくなります。
保管中にも黄ばみや変色が進みやすい点に注意が必要です。
接着剤そのものの経年変化
ロゴプレートやレザーパーツの固定に使われている接着剤は、時間の経過とともに黄変し、茶色っぽく見えることがあります。
パーツのきわ、ロゴプレートの縁、異素材の切り替え部分などに変色が出ている場合は、接着材由来の変色も考えられます。
異素材の組み合わせ
キャンバスバッグには布地以外の複数の素材が使われていることが多く、それぞれ劣化の進み方が異なります。
金具、レザー、樹脂パーツ、接着材などの素材ごとに湿気への反応や経年変化の出方が異なるため、境目に変色が出やすくなります。
汗・皮脂・手あか・化粧品などの蓄積
持ち手や開口部だけでなく、前面ロゴの近くも意外と手が触れやすい部分です。少しずつ付着した成分が、時間の経過とともに黄ばみやくすみとして現れることがあります。
この場合、ついてすぐにには目立たなくても、後から酸化して変色につながることがあります。
光と熱による影響
直射日光が当たる場所や、高温になりやすい場所で保管すると、素材や付属部分に変化が出やすくなります。
特に窓際や車内、照明の近くなどは、日常の中でも影響を受けやすい環境です。
クレアンのクリーニングでここまで改善しました
ロゴ周辺に見られた茶色っぽい変色も、クリーニングによってここまで改善しました。


ロゴ周辺の茶色っぽい変色は完全には消しきれなかったものの、かなり目立ちにくくなりました。
全体の黒ずみも落ち、白系キャンバスならではの清潔感も戻りました。
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変色が残る場合は、リカラーという方法もあります
ロゴ周辺やレザーパーツなど、素材によってはクリーニングだけで汚れやシミを除去できない場合は、リカラーで目立ちにくくする方法があります。
リカラーは、元の色に合わせて色を調合し、変色や色あせが出た部分を補修する方法です。

こちらは色がさめてしまったプラダキャンバスバッグをリカラーで修復した状態です。
バッグ本体に加え、極細の筆でロゴ部分まで丁寧に補色することで、鮮やかさと上品な華やかさが戻ります。
補修・修復が難しいとされているキャンバスバッグでも、クレアンならお直し可能なケースも多いです。
事前相談はいつでもお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。
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