着物をクリーニングに出すとき、「本当にこの一着を任せて大丈夫だろうか」と迷うことはありませんか?
クレアンでは「ただ洗う」だけでなく、着用後や保管までを見据えた工程で、着物のクリーニングとメンテナンスを行っています。
大切な一着だからこそ、高級クリーニングのクレアンにお任せください。
着物のクリーニングは「丸洗い」が主流になっています
着物のクリーニングはエリや袖口だけを処理する生き洗い、反物の状態までほどいて洗い直す洗い張り、そして現在もっとも一般的なのが丸洗いです。
丸洗いはドライクリーニングで着物全体を洗う方法で、比較的手軽に利用できます。
ただし石油系溶剤を使うため、落とせるのは油性の汚れのみで、汗や食べこぼしといった水性の汚れは残ります。
そのため、見た目はきれいになっても、汗の成分が生地に残り、時間が経つと黄ばみや変色がおきてしまうことがあります。
クレアンの着物クリーニングは汗汚れもしっかり除去
着物は1日着用するだけでも大量の汗を吸ってしまいます。
せっかく丸洗いをしても、「油汚れだけ落ちて、汗は残る」となってしまうと、「クリーニングする意味ってあるの?」と思えてきませんか?

クレアンでは、この課題に対応するため、油性汚れと水性汚れの両方にアプローチできる「スーパードライクリーニング」を採用しています。
スーパードライクリーニングでは、皮脂などの油性汚れに作用する溶剤と、汗や水溶性成分に作用する溶剤を工程ごとに使い分けて洗浄します。
一度の処理でまとめて落とすのではなく、汚れの性質に合わせて段階的に除去することで、生地への負担を抑えながら汚れを取り除きます。
シミ抜き・柄足しもお任せください
クリーニングだけでは落ちないシミのシミ抜きや、日焼けによる変色を隠す柄足しなどの特殊な着物メンテナンスもクレアンにお任せください。

こちらの着物では、汗ジミや食べこぼしが変色していました。
漂白による処理も検討しましたが、テストの結果、地色が抜けてしまうため適していないことがわかりました。
そこで、漂白ではなく「柄を足して目立たなくする」という方法をご提案しました。

元々の松の柄に金彩を加えることで、雰囲気を変えることなく、シミを自然になじませています。
柄足しは、ただ模様を足す作業ではありません。柄の流れや間の取り方、全体の印象まで計算したうえで、着物としての完成度を高めるために行う高度な技術です。
柄の配置は一部分だけを見て決めるものではなく、着物全体を一枚の作品として捉えながら調整していきます。
着物を仕立て、構造を理解している和服の技術者だからこそ可能な、修理と意匠を両立させた方法です。








