デュベティカダウンの粘着剤除去 珍しいお品物がやって来ました。ネズミ捕り粘着剤がべったり付いたデュベチカのダウンジャケットです。他の物にくっついてしまわないように、透明ビニールで保護してあります。 胸から腕にかけてべっとりと付着しています。 かなり大量の粘着剤が付いたようです。 かなり大量の粘着剤が付いたようです。 付属のファー(毛皮にも)ベッタリとこれもやっかいです。 さてこれから除去作業にかかります。まず粘着力をなくす特殊な薬剤を散布します。 粘着剤の量が多いだけに、薬剤も少しずつ上部からかけて染み込ませていきます。 時間がたつと粘着剤は少しずつ固まってきます。 固まり具合をチェックしながら、薬剤をかけていきます。 少しづつ、剥がしていきます。 細かいところもすべては剥がします。 ほぼ取り切りました。しかし作業はこれで終わったわけではありません。縫い目の奥、繊維の間など、粘着剤が見えないところで残っているかもしれないので、洗浄剤に入れてすべてを取り切ります。 ネットに入れて油性溶剤ワッシャーに入れます。 粘着剤は薬液で粘着性がなくなっていますので、洗浄機で洗うと粒子上になった粘着剤のすべてが洗い流されてしまいます。 ファーにも同じように液剤をかけていきます。毛皮ですので手で除去すると毛皮が抜けてしまうので、手で除去は軽くして、ワッシャーに入れます。 液剤を十分に染み込ませ固まったところで、毛皮用の溶剤で洗います。 出来上がりました。粘着剤 鳥・ネズミ捕りもちの除去の完成です。