レザーの染め替えとは(クリーニング洗浄後の作業)
レザー(皮革)の染色は、布衣類と違い染料の液に漬け込んで染めるのではなく、表革(スムースレザー)や裏革に、染料を塗りこむという方法で加工されます。その革生地を裁断、縫製されてレザー製品となるのです。出来上がった製品を更に染め変えるのは、高等技術を要する作業です。
平らな革生地を染色加工するのでなく、製品化されたものを再染色するのですから、いろいろな技術が要求されます。
ハイレベルな染め替えには、豊富な染色材料と調合の技術が不可欠!
レザーの染色には、国内はもとより海外有名レザー製品メーカーの様々な色を研究し、同じ色を作り出す技術が必要となります。
染料・顔料など染色材料は1000種類。微妙な色を出すためにさらに調合して新しい色を作り出します。
染料の調合は、色データをベースに職人の長い経験から生み出す技です。
レザーに染料を掛ける技、描ける技
レザーの染色には、エアスプレー、エアーブラシ、刷毛、筆を使い分けます。
レザーの自然な質感を出すためには刷毛を使って補正します。
筆で描くこともあります。レザーの素材、デザイン、仕上り感などを判断して、染色していきます。
日焼けのレザージャケットを染め替え
レザージャケットの肩から袖まで日焼けして色あせてしまったので、焦げ茶に染め替えたいというお客様の要望でした。
見違えるように、染め替えられたので、新しいジャケットが手に入ったとお客様のご感想でした。
日焼けのレザージャケットを染め替え
毛皮付きのレザーコートです。色を濃くしてほしい、しかし微妙なムラ感は残してほしいとのご要望です。
ビンテージものなど、ムラのある染色は、通常の技術ではできません。以前のままのレザーのムラの質感が出しながら染色できました。
スエードレザーの補修・染め替え
これも日焼けによる色あせ、変色です。これだけ広範囲の変色となるとほぼ染め替えと同じ方法となります。スエードの染色は顔料ではなく染料をベースにした染料を調合して染色しますが、部位や汚れのあるところとないところなど、条件が変わると染料の染み込み方が違ってくるので、それをフラットに仕上げることがとてもむずかしいのです。
染色の様子を見ながら少しずつ染め上げていき、フラットに質感もよく染まりました。
ムートンレザージャケット・コートの染め替え
色あせもしてきたムートンジャケットを黒に染め替えしてほしいという要望です。硬めの質感のムートンジャケットです。
ムートン専用クリーニング洗浄して中の毛皮部分もキレイにしました。