自由と冒険を遊ぶワイルドなバイカーたちの上質ライダースジャケット。上級者のメンテナンス。

ライダースジャケットとは?

ライダースジャケットは、バイクジャケットとも呼ばれ、元々は、バイク乗りたちが主に着用していたジャケットのことです。ライダースジャケットといえば、ほとんどは機能的なデザインの革製のショート・ジャケットを指しています。革の重厚感があり、羽織るだけでクールな男らしさが漂う魅力的なアイテムですよね。
レザージャケット自体が広く普及したのは、フライトジャケットが影響しており、1900年代初めに飛行機乗りの間で機能性に優れたレザーコートが普及し、そのレザージャケットコートがバイク乗りにも広まり始めたといわれます。その後1930年代に、ハーレー・ダビッドソンが大衆向けにシングル襟スタイルのジャケットを発表して以来、他のブランドもそれに続き、バイク人口の増加と共に新しいアイテムも増えていきました。特にこの1930年代は現在レザージャケットを探しているマニアもいるほど、魅力ある年代です。以後は、タウンユースとしても定着していき、最近ではファッションに取り入れている方も街で多く見かけます。防寒に優れていて、季節も暑い夏以外は使えるので1着あるとかなり使えます。

デザイン的には大きく分けて、すっきりとしたシンプルなデザインのシングルタイプ、前立てが2重になっているちょっとゴツい印象のダブルタイプの2種類があります。ダブルのライダースジャケットは、もともとバイク乗りの防寒を強化したデザインでもあり、フロントが2枚重ねになり、防寒性、耐久性共に優れています。
その着こなしにはひとクセありそうですが、基本的には、
⒈ぴったりフィットするもの
⒉着丈はやや短めのもの
を選び、全体のシルエットを太めにするか細めにするかでボトムスを決め、さらに他のアイテムとの色合いや生地の質感までコーディネートできれば完璧ですね!
最近では、投稿サイトで実際のおしゃれなコーディネートをたくさん見ることができるので、そちらも参考にできそうです。

SCHOTT(ショット)のライダース

出典:http://www.schott-nyc.jp/home.html


ライダースジャケットと言えば『SCHOTT(ショット)』と言われるアメリカの老舗ブランド。ショットは1913年にニューヨークで誕生し、元々はレインコートを作る工場でした。しかし、1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケット「パーフェクト」を発売、当時はボタン仕様しかなかったため、画期的なジャケットとして話題になり、それがライダースジャケットの代名詞的ブランドとなったきっかけとなりました。
1930年にはレザーで作られたパイロット用「ボマージャケット」を陸軍航空隊に納入しており、また、1993年には米軍へのECWN3Bジャケット正式納入業者に指定されているほど高いクオリティが認められています。“Made in America”にこだわったものづくりは現在も続いており、レザーのエキスパート達が裁断や縫製などの高い技術を支えています。

伝説のライダース“ワンスター”

50年代に発表された星型のスタッズをエポレットに配した伝説のモデル“ワンスター”。これは、映画『ザ・ワイルド・ワン(邦題「乱暴者」)』で、マーロン・ブランドがまとったと言われている伝説のモデルです。
その後もバイク乗りのみならず、ラモーンズやセックス・ピストルズをはじめ多くの大物ロックミュージシャンに支持され、時代を超えた永遠の定番として今なお多くの人々を魅了しています。
最近では定番モデルだけではなく、カジュアルラインも充実させるなど、常に時代に合わせて進化を遂げる革新性を持つブランドとして、ライダースの歴史にショットは欠かせません。

VANSON(バンソン)

出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/golden-state/


いわずと知れた、ショットと人気を二分するアメリカのブランドVANSON(バンソン)。1975年、アメリカのボストンでマイケル・バン・デ・シングルスン氏が創業したレザーブランドです。
バンソンの一番の魅力とも言えるのが、非常に重厚で、独特の艶を放つレザーです。そのメインとなるのは全て手作業による加工が施されたトップグレンカウハイドと呼ばれるレザー。また、バンソン社が創業以来頑なにこだわっているのが、自社工場の熟練した職人達によるハンドメイド。その縫製技術が最高級のレザージャケットを作り出しています。一方で、最新のテクノロジーを積極的に取り入れているのもこのブランドの面白いところで、現在はマックを自在に操るデザイナー達が、流体力学から導きだされた最先端のレーススーツや、バイクを降りても着たくなる洗練されたジャケットデザインを生み出しています。

RICK OWENS(リックオウエンス)

出典:https://store-midwest.com/category/00169/102200450.html


RICK OWENS(リックオウエンス)は、1997年に設立されたフランスのファッションブランドで、設立者であるリック・オウエンスは「究極のモードスタイル」が特徴の、革新的なデザイナーの1人です。
世界でも日本でも人気のあるブランドで、バイカー用というよりはおしゃれ寄りのアイテムと言えそうですが、素材は全てヴィンテージ加工され、縫製後に更に手を加えて独特の風合いが加えられています。レザーアイテムに関して特に高いレベルで開発を続けるRICK OWENS。画像は暖かそうな極上のムートンライダースです。
先日クレアンにクリーニングのお問い合わせをいただいたのがこちらのブランドのレザージャケットでした。

素材の違い

革のライダースジャケットといっても、その素材と質感はさまざまです。

牛革

ライダースジャケットで一番使われている素材です。

〈カウハイド〉
生後2年を経過し、出産を経験した牝牛の成牛の革で、『牛革』といえば主にこの素材を指していることが多いです。
革は薄めで、繊維はやや粗くなっており、雄牛の革より柔らかさはありますが、他の革素材と比べて耐久性が抜群です。

〈ステアハイド〉

生後半年以内に去勢された雄牛の革で、硬めの素材です。そのため、無骨なアメカジライダースを作るのに使われることが多い素材です。
上でご紹介したschott(ショット)のライダースジャケットに使われている素材です。

〈カーフスキン〉
生後6ヶ月以内の子牛の革で、キメが細かく美しく柔らかいのが特徴で、牛革の中で最も上質とされています。傷が少なく、取れる部分が非常に少ないので希少価値の高い素材です。有名ブランドの高級革製品等にも用いられおり、この素材のライダースジャケットはお値段も張ります。

羊革

羊革にはシープレザー(シープスキン)とラムレザー(ラムスキン)があります。
シープスキンは生後1年以上経過した羊の皮、ラムスキン生後1年以内の羊の皮です。
羊の革は、牛の革などと比べると強度はやや劣りますが、きめの細かさや柔らかさが抜群で、薄手のライダースジャケットやジャケットに使われることが多く、軽くて使いやすいレザーです。
シープレザーは軽くて表面がなめらかなのが特徴で、ラムレザーは牛革や馬革のように硬すぎず、かつ柔らかすぎない絶妙な上品な素材感をしています。

馬革

牛革と比べると表面の繊維は粗く、厚みや強度はやや劣りますが、比にならないほど強いハリとツヤを持ち、柔らかい着心地が楽しめます。上質な素材は高値で取引されます。

合皮

本物の革ではなく人工の素材で、耐久期間は数年と短いですが、お手入れがカンタンで価格もリーズナブルな合皮のものも、その気軽さから人気があります。 

日常のレザーのお手入れで大事なこと

普段のお手入れ


基本的には他の衣服と同じお手入れ方法です。ブラシでほこりを取ることが、日常的のお手入れの基本です。
汚れやシミ、内側の汗汚れは、ついたらすぐに、中性洗剤(台所用の洗剤)を水で薄めて硬く絞って、ふき取ってください。汚れが落ちない場合は、革・レザーのクリーニングへのご依頼がお勧めです。
皮つき衣類の場合、皮の染色が弱いので、水に濡れると布地に皮の色が移染するので、濡れたらすぐにふき取りことが大切です。
また、保湿のためのクリームですが、頻繁にはぬらず、硬くなったと感じたら塗るくらいがちょうどいいです。クリームを頻繁に塗り過ぎると、入り込んだクリームが酸化することで劣化が進んでしまい、臭ってきます。また、クリームを多く付けすぎると、逆にシミになったりしますので、スポンジなどにクリームをつけ、伸ばしてから、薄く塗りのばしてください。
防水スプレーはすぐにとれてしまうので、着用時は週1回くらいのペースでスプレーしてください。

ホコリ・軽い汚れ


柔らかい布でから拭きやブラッシングします。
手アカや汗、皮脂で汚れがひどい場合は、レザー用のクリーナーを布につけ軽く拭くとよいでしょう。
皮は水に弱いから必ず裏の目立たないところで、異状がないことを確認してから行いましょう。よく乾いてからレザー用のクリーナーで仕上げてください。色素が革の目に入り、沈着したものの除去は困難です。ベンジンやシンナーは使えませんので油溶性の汚れやシミは落ちません。無理をせずに革・レザー専門のクリーニングに相談してください。

革・レザーの汚れ落とし


表面に光沢がある皮革(表革、スムースレザー)は柔らかい布でから拭きします。
手アカや汗で汚れがひどい場合は、レザー用の汚れ落とし用クリームをスポンジにつけ、軽く塗り、タオルで拭きとるのがよいでしょう。クリーム・オイルをつけすぎると、かえってシミになることがあります。
スエードは1にも2にもブラッシングが手入れの基本です。クリームは使えません。
汚れがついてしまったら、中性洗剤を湿ったタオルに少し付けてなじませ、ふき取ります。乾いたら、ブラッシングして毛並みを整えます。

コーヒー、ジュースのシミ


コーヒー、ジュースのような水溶性のシミは、濡れタオルで叩くように拭き、シミが広がらないように応急処理をしてください。
皮は水に弱いから必ず裏の目立たないところで、異状がないことを確認してから行いましょう。
よく乾いてからレザー用のクリーナーで仕上げてください。色素が革の目に入り、沈着したものの除去は困難です。
ベンジンやシンナーは使えませんので油溶性の汚れやシミは落ちません。無理をせずに革・レザークリーニングの専門家に相談してください。

雨・水に濡れたときには


とにかく水に濡らさないことは大事です。革・レザーは天然のタンパク質からできていますので、水にぬれることによって硬くなってしまい、また、水に濡れると革が腐っていってしまいます。もし雨などで濡れてしまった場合はすぐに乾いたタオルで叩くようにして水気を除き、風通しの良い場所で陰干しして充分に乾かしましょう。
特に濡れた革は熱に弱いため、ドライヤーなどで乾かしてはいけません。革・レザーのクリーニングでも、自然乾燥が原則です。
乾いたらレザー用のクリームオイルをスポンジで薄く塗り、乾いたタオルで拭いてなじませます。革の硬化を防ぎます。
スエード(表面に光沢がある皮革)には、レザークリームは使えません。

カビが生えてしまったら


カビを見つけたらすぐに、硬く絞ったタオルでカビをふき取ってください。
新しいカビなら取れます。その後、表革はから拭き、スエードはブラッシングをしてください。
放置しておくとカビは革の中まで入り込み、変色してきます。こうなったカビは取れなくなりますので注意が必要です。革・レザーのカビ落としは専門の革・レザークリーニングでも難しく、何よりカビの予防に心がけることが大切です。

皮革・レザー製品の保管方法


とにかくカビないことが一番です。そのためには、風通しをよくした保管を。
クローゼットには除湿剤を置きましょう。時々着用し、半年に1度ぐらいは、天気のいい日に、日光や強い照明などが当たらない、できれば風通しのよい場所で陰干しをしましょう。何年も着用しないで保管していると、生きものであるレザー(皮)は、堅くなって着こごちが悪くなることがあります。
出来れば何度か着用してブラシで汚れを取る手入れをしてあげると、体になじんで長く着用することが来ます。

色あせ、変色を防ぐ


革製品を屋内で保管したり、陽の当たる窓際においておいたりすると、色が白茶けたり、退色したり、変色したりすることがあります。直射日光に当たらなくても、蛍光灯の光でも変退色したりすることがあります。 通気性の良いカバーを掛けて保管することが望ましいです。革製品の着色に使用されている染料は、染色堅牢度が弱く、日光中の紫外線により、染料分子が酸化・破壊されて退色します。室内で差し込む日光が少ないと油断していると、長時間照射されたり、窓際に近いほど、また、夏場ほど、退色は進みます。

レザー革製品は他のものに近づけない


革製品を他のものと重ねて置いたり、ポリビニール袋などに入れて長時間保管したりすると、他のものに、色が移ったりすることがあります。
直射日光に当たらなくても、蛍光灯の光でも変退色したりすることがあります。革製品は特に昇華移染といっ密着していない場合でも、空気中から移染してやっかいなことが起こります。これは修正が出来ません。
革製品と他製品(革製品同士もある)を重ねて長時間に渡って密着し保管することは止めましょう。

ハンガーで保管する場合


保管する場合は、あらかじめ陰干しして湿気をとり、カビが出にくいようにします。
ハンガーで保管する場合は、肩幅にあった厚みのあるハンガーで、型くずれしないよう気をつけましょう。
革はいわば生き物ですので、ビニールカバーは空気がこもり、革の呼吸を妨げ、カビ発生の原因となります。
革用に塩化カルシウム系の除湿剤を用いることがありますが、これはほおっておくと、溶けたように液状になります。
それが革に付着すると、収縮・硬化し、修復不能になりますので、シリカゲル系の除湿剤を用いるようにしましょう。

高度なメンテナンスでいい状態が長持ち

特に上質なライダースジャケットは一生モノと言われ、年々味も出てくるのでメンテナンスも楽しみのうちです。
ですが、忙しいとなかなか細やかなメンテナンスや保管にまで手が回らないこともあると思います。
そんな時や、ジャケットの日焼けやシミが気になる時などは、宅配&修理&保管が可能な高級クリーニングクレアンが役立ちます。

身の安全のために欠かせない、内側のプロテクターもしっかりとクリーニングいたします。

最高レベルのレザー復元技術

皮革製品・レザー製品のメンテナンスは最高レベルのレザークリーニング技術で、 多くの高級ブランドレザー衣類を手がけています。変色や脱脂・風合いを変える事無くソフトに仕上がります。皮革・レザー製品のしみ、傷、スレ、ヒビ割れ、剥がれ、日焼け、色褪せ、変色・脱脂をクリーニング後 同じ色にリカラー(色補正)補修します。見違えるようにきれいになります。

クレアンでできる染め替え技術

色がさめて色あせた皮革製品を新しい色に染め変えることが出来ます。
広範囲の色落ち、日焼け、変色、カビなどはリカラーをすることによって 改善することが出来ます。スエード、ムートンなど染め替えができないとされる素材も、染め替えることができます。

思い出も重ねると共に、あなただけの味わいも深まる、世界でただ1着のライダースジャケット。ぜひ大切にメンテナンスして末永くかっこよく着こなしてくださいね。