ロイヤルウェディングドレスの秘密。グレース・ケリー、美智子妃、雅子妃(モナコ公国、日本編)高級ブランドドレスのクリーニング

人気絶頂の中、26歳でプリンセスへと華麗なシンデレラストーリーを歩んだグレース・ケリーのドレス姿は、今もなお世界中の花嫁の憧れです。

世紀の美しい花嫁には、世界中の注目が集まるので、人々の記憶に残るような最高のプリンセスを演出するための最高のウェディングドレスが用意されます。
極秘に選ばれたデザイナーにより創り出されるドレスは、時代や個性に合わせたプリンセスの姿を輝かせ、息を吞む見事な美しさです。

今回はモナコ公国の王妃となったグレース・ケリーのドレスと日本のプリンセス達の最高のウェディングドレスの素材や舞台裏、そして高級クリーニング店クレアンの実際のウェディングドレスクリーニングの様子をご紹介したいと思います。

グレース・ケリー、伝説のロイヤルウェディングドレス

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贅沢にシルク生地が使われたエレガントなドレス

1956年モナコ公国のレーニエ大公と、当時アメリカを代表する女優だったグレース・ケリーロイヤルウェディングが行われました。

英国王室のキャサリン妃をはじめ、モデルのミランダ・カーのウエディングドレスにもインスピレーションを与えたといわれる、グレース妃のウエディングドレス。

デザインしたのはグレース・ケリーが専属契約していたアメリカの映画・TV番組製作会社「MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)」のコスチュームデザイナーだったヘレン・ローズで、ドレスはMGMからグレース妃へのプレゼントだったそうです。

素材は、スカート部分にアイボリーのシルクファイユを使用したほか、100ヤード(約91メートル)のシルクレースも使われるなど、ロイヤルウエディングらしく贅沢に生地が使われました。

また、縫い目が見えないように、アンティークのベルギーレースを身頃に再刺繍し、さらに小さなパールを何百と縫いつけたそう。

“お色直し”があった

このドレスの他に、実は前日、宮殿内で民事婚を挙げた際にもう1着ウェディングドレスを着ていて、そちらもヘレン・ローズデザインの、淡いピンクの花柄のシルクタフタのスーツだったそうです。

その日の夜はさらに、「ランバン」のシルクドレスに着替えて祝賀会に出席。

伝説のドレス以外にも、何度かの“お色直し”があったのですね。

日本が誇る“ミカドシルク”のロイヤルウェディングドレス

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美智子妃の上品で実は最先端だったローブデコルテ

一方、モナコ公国でのケリー妃のロイヤルウェディングから3年後の1959年(昭和34年)4月10日、まだほとんどテレビの普及もしていなかった日本で実況生中継された、当時の皇太子と美智子さまのご成婚パレード

平民の出身である美智子さまとの「テニスコート」での出会いからご成婚までは、日本中の人々を大いに沸かせた出来事でした。

このパレードで美智子皇后陛下のお召しになったウェディングドレスは、フランスのクリスチャン・ディオールがデザインし、彼の死後イヴ・サンローランが引き継いで完成させたものです。

ローブデコルテの生地は、日本製の厚手のシルクタフタで龍村美術織物が製作した明輝瑞鳥錦と呼ばれるもの。厚地で重厚感がかなりあります。

まだ終戦間もない当時、フランスの一流デザイナーと日本の最高級生地のコラボレーションなんて、ずいぶん斬新ですね。

ちなみに、このご成婚に際しかかった費用は、その一部だけで現在のおよそ10億円以上といわれています。
このお金は、十二単などの補修や手入れ、上記のローブ・デコルテや金銀のパンプスの購入費、ティアラ(宝冠)の制作費などにあてられたということからも、皇室の婚礼衣装の豪華さがわかります。

雅子妃のふわふわ衿が可憐なローブデコルテ

雅子妃殿下のお召しになったウェディングドレスは、デザインは森英恵、生地はシルクジャガードで、柄摸様になっています。

衿の花びらのようなデザインは、故ダイアナ妃のドレスにインスパイアされたと言われています。
パレードでは、ちょうど首もとで花びらが揺れているかのようなお姿は可憐でした。

格式高い生地、ミカドシルク

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ウェディングドレスを選んだことのある方ならおそらく知っている、皇室御用達の生地『ミカドシルク』ですが、普通のシルクと一体どう違うのでしょうか?

ドレスの生地の中でも最高級と言われるほどの格式高い生地である『ミカドシルク』の最大の特徴は、シルクの中でもきめが細かく、まるで真珠の輝きのような美しい光沢を持つところです。

質感も、肌触りが滑らかで肌馴染みしやすく着心地抜群。ですがその分、とてもデリケート傷が付きやすく、レースや刺繍などを入れるのも難しく、しっかりとしていますが、汚れやしわもつきやすい生地なのです。

『ミカド=みかど(帝)』の意味を持つとされる『ミカドシルク』は“絹織物の王様(帝)”の意味だと言われており、それは日本がかつて絹を作るのに必要な蚕を生産するのに特化していて、最高級のシルク(絹)を作れる技術があったからだといわれています。

また、日本産の蚕が吐く糸は、ヨーロッパ産よりみじかく継ぎ目が多いため、なめらかなサテン織りに向かず、シボに継ぎ目が隠せるダブルフェイスツイル織りを得意としており、その白さではヨーロッパ産に勝ります。

絹織物として“ルーツ”が日本であれば、生産地は日本に限らずヨーロッパ産中国産のミカドシルクもあります。日本の絹産業は衰退し、養蚕農家が激減してしまい純日本産のミカドシルクは大変稀少です。

繊細なシルク素材のドレスを洗う、高級クリーニングの秘密

やさしい泡でブラッシング&手洗い。クレアンの「アクアシャワー洗浄」

ミカドシルクのような上質な素材や、特別な装飾がふんだんに使われるウェディングドレス。
一生に一度と言われる特別なドレスは、どのようにクリーニングされるのでしょうか?

ウェディングドレスは多くの種類があり、同じものがふたつとないオリジナルのドレスです。

素材の生地も、シルク、合成繊維、サテン、チュール、オーガンジーなどその組み合わせは限りなくあります。

ウエディングドレスのタイプも、Aライン、プリンセスライン、エンパイア、ベルライン、スレンダーなど形も豊富です。

また、装飾も多く、手の込んだ刺繍にビーズ、スパンコールなどがあしらわれており、ドレスのクリーニングも、そのような複雑で繊細な素材や形に合わせて行わなければならないので、洗浄機では洗えず、どうしても手洗いが中心となります。

日本の高級クリーニング店であるクレアンの「アクアシャワー洗浄」は、生地を傷めず、かつ石鹸の洗浄力を最も高める水温も重要で、40度の温水シャワーでドレスになじませ、石鹸バブルとブラッシングによる手洗いクリーニング技法です。

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石鹸バブル(泡)が十分にドレスに染みこんだら、つぎにウェディングドレス全体をブラッシングしていきます。
汚れの箇所を見つけ、軽くブラッシングするだけで、トレーン裏の黒い汚れなども除去されます。

落ちにくいワインや食べ物などのシミや、ファンデーションの汚れ、引き裾裏の汚れは、個別にシミ抜きを施します。

ドレスクリーニングの洗いの仕上げには、最後に大量のシャワー水が掛けられ、汚れが石鹸とともに洗い流されます。

ウェディングドレスは「純白の白さ」を際だたせるためにツヤ出しを、またカラードレス「鮮やかさ、しなやかさ」を保つために、補色・リンス加工などの方法でクリーニング処理します。

二人掛かりの手アイロンでの仕上げ

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遠赤外線の低温乾燥室でじっくり乾燥します。

繊細な衣類のクリーニングでとても大切なことは、ワッシャーなどでドレスを撹拌しないこと、洗いから乾燥まですべて低温で処理をすることです。

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ウェディングドレスの美しいシルエットを復元するアイロン掛けです。
仕上げは広範囲になり、アイロン台を使用出来ないためプロが二人がかりで作業していきます。

クレアンのウェディングドレスクリーニングについて詳しくはこちら→クレアンのアクアシャワー洗浄

思い出とともに、親から子へ受け継がれる大切なドレス

美智子妃から紀宮妃へ

日本の皇室では、美智子妃は洋装和装を問わず、1着のお召しものをできるだけ長く着用するために、着回しの組み合わせをつねに考えられるそうです。

また、美智子妃のドレスをリフォームして紀宮妃へ贈られ、親子で美しくコーディネートされたものを着用されるなど、よいお素材のものを大切に使われています。

ウェディングドレスで、“幸せのリメイク”

クレアンでも、大切なものこそリメイクをおすすめしています。

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かつて結婚式で着用した想い出のウエディングドレス1着から、お母様用のパーティードレスと1着と3歳のお嬢様用のベビードレス2着へのリメイク。
1着のドレスから、こんなに素敵なドレスが3着も仕上がりました!

一流のデザイナーが、限られた少量の生地からでも、各パーツのパターンを組み合わせて配置、裁断し、生地を無駄なく使用する事で、ベビーサイズのドレスや、セレモニードレスなどは、かなりボリュームのあるデザインでも制作が可能になります。

ウェディングドレスリメイク詳しくはこちら→”re✴︎ange(リアンジェ)”