ドライクリーニング作業後に、衣類を水に入れるという作業をしていない限り、本当の汗抜きクリーニングとはいえません。

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Q.町のクリーニング屋さんで「汗抜き」というのぼりをよく見かけます。
また汗抜きソープが業務用洗剤メーカーで販売されているようですが、
いわゆる「ダブル洗い」(ダブルウオッシュ)とは違うのでしょうか。

A.汗抜きソープが、どのようなソープかはよく分かりませんが、特殊なソープの多く使ったとしても、ドライクリーニングだけでは「あせ抜き」は理論的にもできないものなのです。
ドライクリーニング溶液の主たるものは石油系のドライ溶剤ですので、ソープの量には自ずと限界があります。
そしてドライ溶液に水分を多くすればするほど、繊維の縮みや移染のリスクが高まります。
ドライクリーニング作業後に、衣類を水に入れるという作業をしていない限り、本当の汗抜きクリーニングとはいえません。

Q.水を通す時は、柔軟剤は入れた方がいいんですね。柔軟剤について教えてもらえますか。
A.柔軟剤とは、衣服を柔らかくすることだけでなく、スベリが良くなる、着心地が良くなる平滑剤のことです。
たとえば、購入したばかりのコットンのワイシャツは、柔らかったり、ツヤがあったりしますね。
これが平滑剤です。

ニットの場合、製造工場で編むときにニットがスムースにすべるように平滑剤が使われています。
洋服の着こごちの良さってありますね。これも平滑剤によるものです。
着たときにぎすぎすした感じは消費者に好まれません。
手やからだがスムーズに動けるように、アパレルは製造段階で平滑剤を使用しています。
洋服には何かしらの加工がされています。

平滑剤の成分はシリコンが主流です。家庭用衣類洗剤の柔軟剤にも同じようなものが使われています。
髪をあらうシャンプーには合成洗剤が使われており、
そのままでは洗浄力が強すぎて髪がかさかさになってしまうので、洗浄力を弱める劣化剤が入れられていて、
効果が2%ぐらいにしか出ないようにしてあります。
それだけ合成洗剤はきついのですね。

さらに髪の保護のためにリンスが使われています。
髪の毛を洗うには中性洗剤の化粧石鹸の方が適しているようです。
クリーニングでもリンス剤というものがあります。
これは洗剤にアルカリが残っていると衣類の黄ばみなどの原因となる場合があり、
アルカリを中和させるためのものとなります。